I-I  スミスの蔵書管理

 アダム・スミスは、その膨大な蔵書をどのように管理していたのでしょうか。それを示す重要な手がかりの一つが、『アダム・スミス蔵書目録1781年』です。これは東京大学経済学図書館が所蔵しています。またスミスは、自身の蔵書の大半に蔵書票を貼り付けて、その書物の持ち主であることを明示しています。

『アダム・スミス蔵書目録1781年』(1781年)
  A catalogue of books belonging to Adam Smith, Esqr. 1781

 

 この蔵書目録は、スミス本人が書記に作らせたと伝えられています。半革装・綴付け製本。
 書棚は7か所に分けて配置され、各書物が、どの棚の何段目に収められているかまで詳細に記録されています。この目録の前半に見られる×印の訂正や、後半に見られる打消し線は、当該書籍の移動を示している可能性があります。

 表紙(表)

タイトルページ(第1葉表)

第2葉表

第10葉表

第50葉表


 

 

 

 

 

 

 

『スミスの蔵書票』